
群馬県邑楽町の農業施設倉庫で、75歳の派遣社員男性がフォークリフトを停車させようとして転倒し、その後フォークリフトにひかれて重傷を負ったというニュースが報じられました。
フォークリフト事故というと、「走行中の接触事故」
をイメージする方が多いかもしれません。
しかし実際には、
・停車する
・降車する
・近づく
・待機する
・交差する
といった日常動作の中でも事故は発生しています。
今回の事故も、まさにその一例と言えるでしょう。
フォークリフトに不安を感じる企業は98%
ある調査では、
フォークリフトに対して不安を感じている企業は98%にのぼるとされています。
つまり、ほとんどの企業が「フォークリフトは危険である」
という認識を持っています。
教育しているのに事故はなくならない
多くの企業では、
・フォークリフト教育
・KYT(危険予知活動)
・安全パトロール
・朝礼での注意喚起
などを実施しています。
それでも事故は発生しています。
なぜでしょうか。
知っていることと、できることは違う
私はここに大きなポイントがあると思います。
人は、危険を知っているからといって、
その瞬間に正しい行動が取れるとは限りません。
フォークリフトが危険であることは誰もが知っています。
しかし、
急いでいる時。
慣れた作業の時。
いつも通りの作業の時。
人は無意識に行動します。
そして事故は、そんな日常の中で発生します。
フォークリフト事故は運転中だけではない
最近の事故を見ても、
・整備中
・停車時
・乗り降り時
・荷役作業中
・歩行者との交差
など、
運転そのものではない場面で発生しているケースも少なくありません。
つまり、フォークリフト事故対策は、
「運転技術の向上」だけでは不十分なのかもしれません。
不安を感じるだけでは事故は減らない
98%の企業が不安を感じている。
それでも事故は発生する。
この現実は、不安を感じることと、
事故を防ぐことは別であることを示しています。
大切なのは、危険を知ることだけではなく、
危険を現場で誰でも分かる状態にすることではないでしょうか。
編集後記
フォークリフト事故は、特別な作業中だけに起きるわけではありません。
停車する。
降りる。
近づく。
待つ。
交差する。
そんな日常動作の中にも危険は存在します。
だからこそ、「気を付ける」だけでなく、
現場で見れば分かる。
迷わない。
近づかない。
そんな仕組みづくりが、これからますます重要になるのかもしれません。
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