
6月17日に、アメリカ・ロサンゼルスのボイルハイツ地区で、大規模な冷蔵倉庫火災が発生しました。
火災が発生したのは、Lineage社が運営する大型の冷蔵倉庫です。
当初は、アンモニアガスの漏出や有害な煙の発生により、周辺住民に屋内退避命令が出されました。
その後、ロサンゼルス市が非常事態宣言を出す事態となりましたが、火災は6月下旬に鎮圧され、退避命令も解除されています。
しかし、火災が鎮圧されたことで、すべての問題が終わったわけではありません。
現在、大きな問題となっているのが、倉庫内に残された大量の食品です。
報道によれば、この倉庫には約8,500万ポンド、約3万8,000トンもの食品が保管されていました。
火災によって冷却機能が失われたことで、これらの食品が腐敗し、周辺地域に深刻な悪臭被害や衛生面の問題をもたらしているとされています。
ロサンゼルス市長室も、腐敗した食品廃棄物の撤去、空気や水質の調査、害虫対策、住民支援などが進められていると発表しています。また、7月1日には、倉庫内の約8,500万ポンドの腐敗食品を45日以内に撤去するよう命令が出されています。
7月下旬時点でも、専門作業員による大量撤去作業は続いていると報じられています。
一方で、周辺住民からは、悪臭や害虫への不満が出ています。
英紙ガーディアンは、周辺ではネズミ、ハエ、臭気の問題が続き、住民から強い不満が出ていると報じています。また、Lineage社は7月25日時点で、焼損エリアに残っていた食品廃棄物は撤去され、密封容器に入れて搬出中だと説明しています。
つまり、現地では対応が進んでいる一方で、近隣住民が感じている被害や不安は、まだ完全には解消されていないようです。
さらに、再建申請をめぐる問題も報じられています。
清掃や原因調査が十分に終わっていない段階で再建に向けた動きがあったとして、ロサンゼルス市長が批判したとの報道もあります。
また、火災原因についても、現時点では正式に確定したとは言えません。
屋上ソーラーパネル関連の作業中に火災が始まった可能性が報じられていますが、関係事業者の間で見解の違いもあり、原因は調査中とされています。
今回の火災は、約1週間で鎮圧されました。
しかし、冷蔵倉庫に保管されていた大量の食品が腐敗したことで、火災後も悪臭、害虫、衛生問題、住民支援、行政対応、再建申請への反発といった問題が続いています。
大規模な冷凍・冷蔵倉庫火災は、火が消えたら終わりではない。
今回のロサンゼルス大規模冷蔵倉庫火災は、その現実を示す事例になっているように感じます。
★無料現場診断のお知らせ
事故が起きる現場には共通点があります。
現場写真で確認する「現場の健康診断」を無料公開しています。
無料診断はこちらから ↓↓ ↓↓↓↓↓


