【荷役現場改善ブログ】ロケーション表示は「番号だけ」で本当に足りるのか?

ロケーションを床に表示

 これまで多くの物流倉庫では、ロケーション(棚や保管エリアの位置)を示すために、床に番号を塗装したりシールで貼ったりする方法が使われてきました。

しかし、現場ではこんな悩みがつきものです。

✅ 「すぐ剥がれる」「すぐ読めなくなる」現場のリアル

床に表示されたロケーション番号は、フォークリフトやパレットの移動により摩耗しやすく、

  • 文字がかすれて読めない
  • 剥がれて表示がなくなる
  • 何度も塗り直し・貼り直しが必要になる

というトラブルが頻発しています。

✅ 今、増えているのは「番号+バーコード/QRコード」表示

こうした課題に対して、最近はロケーション番号とあわせて、バーコードやQRコードを印刷する表示方法が広がっています。

その理由は明確です。

📌【理由1】スキャンによる“照合”ができる

番号表示だけでは、人の目で見て判断するしかありません。
しかしバーコードやQRコードが併記されていれば、ハンディ端末でスキャンし、システムと正確に照合できます。

→ 誤ピックや誤出荷のリスクを大幅に低減。

📌【理由2】新人・外国人スタッフでも確実に作業できる

視覚的な番号だけでは、慣れていない作業者にとっては迷いやすくなります。
コードスキャンなら、言葉や経験に関係なく、誰でも正しく判断できるのがポイントです。

📌【理由3】表示物を内製化・更新できる柔軟性も求められている

これまでロケーション表示は塗装や大型シートで作られることが多く、変更や貼り替えが手間でした。
しかし近年では、自社で印字・貼り付けできるインクシールや転写シールなど、柔軟な手法へのニーズが高まっています。

✅ 現場が求めるのは「人にも、機器にも、使いやすい表示」

ロケーション表示に求められているのは、次のようなポイントです。

  • 剥がれにくく、でも貼り替えができる
  • 大きくて見やすい番号表示
  • 汚れに強く、バーコードが正確に読み取れる
  • 現場でスグに作成・追加できる仕組みがある

✅ まとめ:「見る」から「読み取る」時代へ

ロケーション表示は単なる“番号”から、
「人が見てわかる」+「端末が読み取れる」
という“ハイブリッド表示”へと進化しています。

わかる化サインやインクシールを活用することで、
ミスを防ぎ、教育コストを減らし、誰でも安心して作業できる現場づくりが可能になります。

📌「ロケーション表示もアップデートしたい」とお考えの物流現場の皆さまへ。
実際の使用例や印刷方法など、ぜひお気軽にご相談ください!