見ればわかる化サインを社内人材で施工したい企業

 職場を安全で効率が良い環境に改善したい製造メーカーや物流企業様がご相談に来られます。図面をお持ちになり、表示したい場所のルールをお聞きします。ヒヤリハットが多い場所、搬送機と人が接触する場所、落下事故が発生しそうな場所、消防署の検査で注意を受けた場所などをお聞きして図面にチェックを入れて、必要な場所の面積を算出します。これまでは施工代理展が現場で下見をして見積もりを提出するという流れが一般的です。私から、施工方法をご説明すると、「これなら我々できるので内製化したい!」という企業様が増えてきました。その理由を聞きすると

・コストを抑えたい

・外部業者と打ち合わせして、見積もり、稟議、発注、スケジュール調整、施工という流れでは時間がかかる

・現在は現場任せなので本部指導で行いたい

・ノウハウを手に入れたい

・将来的には、取引先に新サービスとして提供したい

というようなケースです。わかる化サインを外注するのとシステムを導入して内製化する費用の分岐点はおおよそ300平米あれば採算が合います。システムの償却は5年ですから今現在、わかる化したい場所が150平米あれば3年から4年後に貼り替えが発生するので、300平米になる計算です。例えばシャッター下に横幅10M、奥行き1mの物置禁止表示で10平米。シャッターが20箇所あればそれだけで200平米になります。拠点数が多ければ、その数の倍数になります。