皆様からのお問い合わせで、「ラインテープを貼ってるがすぐに剥がれるので代わりに使えますか?」とご相談いただきます。もちろん可能ですが、それとは使用目的が異なります。例えば、玄関に靴の形のシールを貼ると子供に靴を揃えなさいと注意しなくても、勝手に揃えるようになります。要は、見れば何をしなければいけないかを伝え、正しい行動に誘導するための物です。
皆様の現場で以下の課題はございませんか?
- 新規採用時に現場ルールの説明を行う義務があるが、短時間で覚えることは難しく、朝礼、勉強会、壁管理を行う必要がある。又、現場での安全指導が必要である。
- ルールを作った者と今現在の現場管理者との認識のずれがある
- 若手管理者と荷役者のキャリアの違いによりコミュニケーションがうまくいかない
- 法改正、市場環境、荷主からの要求の変化により多品種小ロット、異なる荷姿、効率アップ、管理方法の変化など、業務が多様化しており、それに対し教育体制が整わない
- パート、派遣社員、外国人労働者も加わり、仕事に対する考え方、コミュニケーションの取り方も異なり管理者は、これまで以上のコミュニケーション能力が必要
- 監督官庁の指導も強化され、その対応が滞ると再検査、書類提出などの業務が増える
このような、課題解決に見ればわかる化サインが有効です。
管理者は
・安全ルールの指導時間が減り、他の業務の教育時間を確保できます。
・注意しなければならないというストレスが軽減されます
・見ればルールがわかるので、「聞いてなかった。知らなかった」ということがなくなります
会社は
・万一の事故が起こっても「ここまで対策してます」と言える
・サプライチェーンで安全対策でリーダー的な立場を取れる
・株主、市場へのP R効果が高い
・雇用の確保、離職率の低減につながる
これからの荷役現場は、一段と変化が激しくなると予想されます。安全な職場環境作りをご検討ください。