■ 消火器の場所、パッと見てわかりますか?
倉庫や工場で働く皆さんにお聞きします。
あなたの現場で、消火器や消火栓の場所は、初めて来た人にもすぐにわかるようになっていますか?
そしてその前には、何も置かれていない状態が常に保たれていますか?
実はこの2点、「見えるかどうか」「塞がれていないかどうか」が、火災の初期対応を左右する重大な安全課題です。
■ アイエヌジーが提案する「床表示」×「物置禁止サイン」の合わせ技
私たちアイエヌジーでは、消火器や消火栓の前に行う2つのサイン表示を強く推奨しています。
✅ 1.床に「消火器→」などの誘導サイン
床に矢印とピクトグラムを組み合わせ、「ここに消火器がある」と誰の目にもわかるように表示。
表示色には赤や白など視認性の高い組み合わせを用い、荷物に紛れないデザインが重要です。
✅ 2.消火器の前には「ここに置くな」ゾーン表示
床に赤い枠+警告表示で、「この範囲に物を置かない」というルールを視覚的に強制します。
テープや貼り紙よりも、床自体に直接表示することで圧倒的に守られやすくなるのがポイントです。
■ なぜ床表示が有効なのか?3つの理由
① 行動の“無意識”を変える
掲示物や口頭指導では「忘れる」「見ない」ことが多く、結局ルールが守られません。
しかし床表示は、人の動線のなかに自然に入る情報。
結果的に、「気づいたら守っていた」という行動につながります。
② ルールが“常に見える”
床にあるということは、毎日そこを歩くたびに無言で安全ルールをリマインドしてくれるということです。
安全指導の手間を減らしながら、ルール浸透を加速できます。
③ 安全監査・消防検査でも高評価
消防法では、消火設備の周辺に障害物を置かないことが明記されています。
床サインで「意図的に防止している」と見せることで、“やっている姿勢”が伝わる対策になります。■ 現場スタッフの声:「これは、言わなくても伝わる」
ある倉庫では、定期的に注意してもいつの間にか荷物が置かれていたという課題がありました。
そこで「わかる化サイン」を床に導入したところ、注意の回数が激減。
現場スタッフからはこんな声が。
「言わなくても伝わるって、こういうことなんですね」
「見たら置いちゃいけないって分かるし、恥ずかしくて置けなくなる」
“指導”ではなく“仕組み”で守る。
それが、私たちアイエヌジーが考える【安全対策の未来】です。
■ 最後に:「いざという時に使える」環境を今つくる
火災は起こってからでは遅い。
ですが「使えなかった消火器」は、ただの置物です。
・どこにあるか、一目でわかる
・前に何も置かれていない
その2つを徹底するために、床表示の見える化+ふさがせない化は、最もシンプルで最も強力な対策です。

