【荷役現場に今必要なことを考える 第17回】現場任せの改善活動の限界 ― 価値観のズレ・複雑化する現場
かつての物流現場では、ベテランが中心となって口頭で指導し、現場の改善を進めるのが当たり前でした。長年の経験と勘に基づくベテランの判断は現場を支える大きな力であり、その存在感は絶大でした。しかし近年、このやり方に限界が見え […]
【荷役現場に今必要なことを考える 第13回】離職率と求人広告費 ― 本当のコストはどこにあるのか?
■ 求人広告に多額の費用をかけても、人は定着しない 物流業界では、慢性的な人手不足を背景に、求人広告費が年々増加しています。特に300名以上の規模で倉庫運営を行っている企業では、繁忙期ごとに数百万円単位の広告費 […]
【荷役現場に今必要なことを考える 第8回】叱責文化を減らすことが、なぜ安全文化につながるのか?
■ 叱責で人は変わらない 「危ない!」「何度言えば分かるんだ!」――。物流現場では、忙しさや焦りから叱責で注意をする場面が少なくありません。 しかし、心理学の原理では「叱責=罰」は 短期的に行動を止める効果はあっても、正 […]
【荷役現場改善ブログ “思ってる事、感じてる事”】 第3回 〜リフトドライバーだって困っている〜
現場でよく見かける光景――フォークリフトのドライバーが、歩行帯に荷物を一時的に置き、歩行者が通れなくなってしまう。そのたびにベテランや管理者が注意をし、歩行者は不満を抱きます。 しかし、リフトドライバーの心境はどうでしょ […]
【荷役現場改善ブログ 新シリーズスタート】プロローグ2
🔳シンクタンクが主催するセミナー「人手不足時代の最先端事故防止セミナー」のチラシに下記文章がありました。 《物流企業の経営者が抱える悩みとして、何をやっても事故が減らずに困っており、安全教育の体制を構築 […]
【荷役現場改善ブログ】階段での労災は防げるのか?「1段目」「2段目」の数字表示が事故を減らす可能性とは
物流倉庫や工場など、高低差のある施設では階段の昇降は避けられません。実際、階段での転倒事故や踏み外しによる労災は、毎年少なくない件数が報告されています。 そこで注目されるのが、「踏み板に1段目・2段目…と数字を入れる」視 […]
【荷役現場改善ブログ】なぜサイン表示(現場ルールのわかる化)の強化は後回しにされるのか?〜予算がつかない“本当の理由”とその打開策〜
■「サインを強化したい」でも現場の声は通らない… 多くの物流企業で、安全担当者から「サインをもっと分かりやすくしたい」「事故が起きる前に改善したい」という声が上がっています。しかし現実には、「予算が通らない」「後回しにさ […]
人はミスをする動物。[ヒューマンエラーが起きる理由と、“わかる化サイン”の本当の効果 ]
「うっかりしてました」「確認したつもりだったんですが…」「前と同じやり方でやっただけです」 これは、現場で実際によく耳にする言葉です。でも、誰かを責めることはできません。なぜなら——人は、ミスをする生き物だからです。 で […]
【物流企業の課題】なぜ、研修しても事故はなくならないのか?
荷役現場の“ギャップ”に目を向けてみましょう! 多くの荷役現場では、労働災害を防ぐために「安全研修」「KY(危険予知)活動」「定例ミーティング」など、時間をかけた取り組みが行われています。 しかし――実際に事故が起こっ […]
【物流現場改善】高齢の女性スタッフを守る“つまづき対策”とは?
物流・製造現場では、ベテランの女性スタッフが支えてくれている職場も多いですよね。その一方で、見過ごされがちなのが、高齢女性の労働災害、特につまづき事故です。 「いつも通っている通路で転倒してしまった」「段差につまずいて、 […]