
新人が学ぶ。
これは当たり前のことです。
現場では、新しく入った人が作業を覚え、ルールを覚え、
少しずつ戦力になっていきます。
しかし、もう一つ忘れてはいけないことがあります。
それは、上も学び続けることです。
■ 教え方も進化している
かつての現場では、
・見て覚えろ
・怒られて育て
・背中を見て学べ
という文化がありました。
そして多くのベテランがその環境の中で成長してきました。
しかし今は状況が違います。
・人材不足
・新人の増加
・外国人労働者の増加
・安全要求の高度化
現場の前提条件が変わっています。
同じ教え方では、同じ結果が出ない時代になっています。
■ 強い現場は「学習する現場」
新人が定着する現場にはある共通点があります。
それは、新人が学ぶだけでなく上も学んでいるということです。
・どこで新人が迷ったのか
・どこで作業が止まったのか
・どこで不安を感じたのか
それを観察し、改善していく。
■ 現場は設計できる
新人が辞める理由は、すべてゼロにはできません。
しかし、
・迷う場所
・怒られる原因
・判断に迷う場面
これらは設計で減らすことができます。
人を変えるより、環境を変える方が確実です。
■ 継続する現場の条件
これからの現場で求められるのは、
新人が強い現場ではなく、新人が育つ現場です。
そしてそれを作るのは、日々学び続ける上司です。
新人が学び、上司も学ぶ。
その循環がある現場は、静かに強くなります。
■ 新人の季節に考えること
新人が入る季節は、現場を見直す季節でもあります。
「今の若い人はダメだ」
そう言う前に、「どこが分かりにくかった?」と聞いてみる。
そこから現場の進化が始まるのかもしれません。

