最近、AIのニュースをよく見ます。

大手企業はこぞってAI化、デジタル化に向けて動いていて、
そのスピードもかなり速いように感じます。

正直に言うと、すごいなと思う反面、
少し気になることもあります。

この流れ、本当に大丈夫なんだろうか、と。

私はAIの専門家ではありません。
あくまで現場に関わる立場からの感覚ですが、

デジタル化が進めば進むほど、
逆に考えてしまうことがあります。

もし、AIが出した答えを
「正しいもの」として扱う人が増えていったら、

現場はどうなるのだろうか。

人の動きには、癖があります。
判断には、その人なりの背景があります。

同じルールでも、
同じ状況でも、

全く同じ動きにはなりません。

そういったものを理解しないまま、

デジタルの答えだけを信じて
現場を動かしていくとしたら、

その先はどうなるのか。

これは少し極端な考えかもしれません。

ただ、現場にいると、

「思っていた通りには動かない」

という場面に何度も出会います。

さらに考えてしまうのは、

システムが止まったときです。

故障や障害が起きたときに、
全体を把握して動ける人はいるのか。

仮にそういう人がいたとしても、

その人の指示で
迷わず動ける状態になっているのか。

そしてもう一つ。

デジタル化できない部分は、
これからどうなっていくのか。

こうしたことは、
物流だけの話ではないように思います。

AIは分析が得意です。

過去のデータから傾向を読み取り、
未来を予測することもできる。

ただ、それにも限界はあるのではないか。

そんな気もしています。

例えば、

どれだけ高性能なシステムで予測をしても、
人の気持ちまでは完全には読み取れないのではないか。

家族を守ろうとする思い。
その場での判断。
積み重なった経験。

そうしたものは、
単純なデータだけでは表現しきれないように感じます。

これは正解ではありません。

ただ最近、

デジタルが進めば進むほど、
アナログの部分をどう扱うのか。

そこを考えないまま進んでしまうことに、
少し不安を感じることがあります。

もしかすると、問題は技術ではなく、
それをどう使うか、なのかもしれません。