荷役現場での労働災害は転倒、転落が多い、中でも高齢者と女性の労災が多くなっている。2023年の女性の雇用者数は正規、非正規を合わせて3051万人2022年から27万に増加している。2024年も増加傾向にある。男性は3696万人で2022年から1万人減少している。2021年の物流業務に関わる就業人数は328万人と推計されています。このうち女性は76万人です。しかし、女性社員を積極的に登用する企業が増えています。あるアンケート調査では「女性ならではのアイデア提案による業務改善・効率化を期待している」と回答した企業が多いそうです。しかしながら、現場管理者の女性は極めて少なく感じます。また、女性が働きやすい職場環境を整備してる現場も少なく、柔軟な対応が必要でしょう。
先日、見学に行った倉庫では、女性が梱包作業をされていました。しかし、作業場所の周りにリフトが走行しています。問題は、その作業場所から事務所や休憩場所へ移動する際の歩行帯が無く何処を通るかルールが明確になっていません。事故が発生する前に、作業場所を明確にして、歩行帯を設置する必要があるでしょう。