倉庫の中で、荷物を持って歩いている時に、すぐ横をリフトが通ると「ドキッ」とします。
特に、足元に置かれた荷物や、意味がわかりにくいラインが視界に入ると、
歩きながらも「ここを歩いていて本当に大丈夫なのか?」と不安になります。
現場のパートさんや派遣スタッフさんも
「歩行帯って言われても、リフトも横切ってくるし…」
「この黄色いラインはボロボロだし、何のため?」
「たまに荷物やパレットが置かれたりしてるし・・・」
と感じていらっしゃるようです。
安全通路のつもりが、荷物置き場やリフトの通路と混在してしまい、
歩行者が心理的に安心できない環境になっているケースは少なくありません。
そして、この“モヤモヤ感”があると、歩行者は余計に周囲を気にして
動きが遅くなったり、逆に早足になり、躓く原因にもなります。
リフト運転者もストレスを感じ、特に急がされてる場合など安全性も下がってしまうのです。
解決のポイントは、歩行者とリフトの動線を明確に分けること。
例えば、歩行帯の色やデザインを変え、文字やアイコンで【歩行者専用】【リフト侵入禁止】と
一目でわかるようにする。もちろん、【荷物置き禁止】なども表記するべきです。
リフトが横切る箇所は決めて、歩行者には【とまれ左右指差し確認 】
リフターには【一旦停止 左右指差し確認】などのルールを誰が見ても
わかるようにアイコンや文字を使って表示する事もお勧めしています。
現場の安全と安心感は、ルールを作り教育、指導だけでは浸透しません。
「この通路を歩いていれば安心」という心理的な安全感をつくることが、
ヒヤリハットの減少にもつながり互いのストレスの解消につながります。
結果 「心理的安全感を高めることが生産性にも直結します」
