転写貼り付け時にインクにしわができるのは、
- アプリケーションシートとインクの密着度が低い
- インクが柔らかい
という原因があります。
この点を改善するための作業手順をまとめました。
- スタート部分の画像の上でハーフカットを何本か入れておく
- トンネルができないように保管する
(インク面を内側にして紙管に巻取る/乾燥剤を入れた箱に保管する) - アプリケーションシートの上からコールドスプレーを振る
真夏の高温路面の場合は、あらかじめ路面にドライアイス等を撒いて冷やす - アプリケーションシートのテンションを保ちながら離型紙をめくる
印刷直後のインクは、まだ完全に硬化しておらず、非常に柔らかい状態です。
施工は、印刷後、最低24時間おいてください。
仕上がったシートは、余白を残しながら周辺の余分な部分はカットしておきます。
ハーフカットの位置
- 画像の端から2㎝程度外側
- 画像の端から5㎝程度画像側
- 画像の端から30㎝程度画像側
特にベタ印刷の場合は、インク面の最初のところでしわになりやすいので、必ずハーフカットしておいてください。
[/col] [/row] [/section] [scroll_to title="トンネルができないように保管する" link="section-2"] [section label="section2"] [title text="2.トンネルができないように保管する"](インク面を内側にして紙管に巻取る/乾燥剤を入れた箱に保管する)
[row] [col span="6" span__sm="12"] [ux_image id="2492"] [/col] [col span="6" span__sm="12"]巻き取る紙管は太い方が望ましいです。
シートが緩まないように、テープ止めをしてください。
<施工現場での作業手順>
インク面のスタートにあたる部分は必ずコールドスプレーを振ってから離型紙をはがしてください。
[/col] [col span="6" span__sm="12"]まず、ハーフカットした①の部分を剥がして位置合わせをし、インクシールがずれないように転写面に貼りつけて固定します。
次に、インク面の貼り付けにかかるとき、アプリケーションシートの上からコールドスプレーを振り、②のハーフカット部分の離型紙をサイドから剥がします。
コールドスプレーの効果は10秒ほどですので、できるだけ手早く作業してください。
スキージーは、中央部分から両サイドに抜くようにあてて、エアがみしないように圧着してください。
同じ手順で、コールドスプレーを振り、③のハーフカット部分の離型紙を剥がして圧着します。
[/col] [/row] [/section] [scroll_to title="アプリケーションシートのテンションを保ちながら離型紙をめくる" link="section-4"] [section label="section4"] [title text="4.アプリケーションシートのテンションを保ちながら離型紙をめくっていく"] [row] [col span="6" span__sm="12"] [/col] [col span="6" span__sm="12"]残りの離型紙を剥がしながら、圧着していきます。
離型紙をはがず前に、コールドスプレーを振って圧着する、という作業を繰り返してください。
離型紙をはがす際には、シートのテンションを保ちながら、できるだけスピーディーに、一定の速度ではがすようにしてください。
特に色薄い箇所がしわになりやすいので、重点的にコールドスプレーを使用するようにしてください。
[/col] [/row] [row] [col span="6" span__sm="12"] [/col] [col span="6" span__sm="12"]シートの最後の部分は、離型紙を全部めくってから、アプリケーションシートの角を外側に張るようにしながら圧着してください。
[/col] [/row] [/section]